男だけどブラジリアンワックスでVIOをハイジニーナにしたらトンデミーナだった話(お店紹介なし)

こんにちは、もっさま(@mossamaguna)です。

 

突然ですが、意を決してブラジリアンワックスでVIO脱毛に行ってきたので記事にしました。全然参考にならないので気をつけてください。

 

もともとヒゲのレーザー脱毛に通っていて、VIOの処理にも興味がありました。

 

VIOも、ヒゲと同じくレーザーにしようかと悩んでいましたが、自身の無毛状態が全く想像できず、一先ず無毛状態を確認すべくワックスにしようと漠然と考えておりました。

 

しかし、男性読者にはもうおわかりの通りです。

 

怖気付いていたのです。

 

一本の、たった一本の毛が、不意に竿の皮に巻き取られるだけで引き起こされるあの激痛。

 

その毛を根こそぎ抜き去る。

 

それも三角州のみならず、蟻の門渡りからK門に至るまで。

 

それが痛くない、恐怖を掻き立てないという事がありえようか(いや、ない)。

 

しかし

 

時は令和、平成と共に古いしがらみは捨て去る時が来たのだと、自分を奮い立たせる。

 

こうして私は、2020年をVIO脱毛元年にすべく、知人に紹介してもらった銀座の某店を訪れる決意を固めた。

 

事前準備

ブラジリアンワックスとレーザーの大きな違いは、事前にVIOを剃っておく必要がない点だ。

 

従って、街を散策している時、ブラジリアンワックスの看板を偶然見かけた際に

 

「お、最近伸びてきたし、久しぶりに行くか」

 

と、あたかも前髪を少し整えるかのような感覚で行くことも可能だ。

 

強いて言えば、外出前にデリケートゾーンを入念に洗っておくことだろう。

 

ちなみに私は、入店前にトイレに行き、デリケートゾーンをトイレットペーパーで入念に拭いた(後述するように、この行動は全く意味を為さなかったが…)。

 

いざ入店

銀座某地の雑居ビル、結構年季が入っている。

 

お店があるフロアまで階段を上り、ドアのインターホンを押す。

 

ワクサー「どうぞ〜」

※ワックス有資格者のことはワクサーと呼ぶ

 

ドアを開けると、そこに立っていた女性は若く美しかった。目にはカラコンを入れている。

 

手に見ると爪は短く整えられている。プロ意識を感じる。

 

やたら咳込む内科医や太ったパーソナルトレーナーが信用に欠けるように、私たちは美容家には美しくあって欲しいと期待している。お店側からすれば、その人自身が重要な広告塔なのだ。ワクサーもこの例に漏れない。

 

ここで強調しておきたいことがある。

 

藤沢先生の言葉を借りれば、「インターネットにばら撒かれた阿片の如きポルノ」に毒された男性に取っては、ラッキースケベのような素敵なサムシングを期待して、胸と股間を膨らませるかもしれない。

 

しかし断じてそんなことは起こらない。込み上げてくるのは恥ずかしさばかり。

 

特定の状況でしか日の目を見ない部分を見られることなのか、赤の他人に触れられることなのか、或いは俺史以来数十年ぶりに無毛状態(ハイジニーナ)を見られることなのか、この恥ずかしさの原因はうまく言語化できない。

 

施術内容を丁寧にご説明頂き、施術室へ通される。

 

いざ施術

部屋に入ると、そこには施術台と施術用具台と全身鏡が置いてあった。

 

ワ「そこにある消毒用のペーパータオルでVIOを拭いて、専用のゴミ箱に捨てて下さい。下着とズボンを脱いだ状態で、施術台に寝転び、タオルをかけて待っていて下さい。」

 

入店前にトイレで拭いた私なりの心遣いは、水洗トイレを流すが如く水泡に帰したが、ペーパータオルで今一度VIOを入念に拭いた。

 

施術台に乗る前に、全身鏡に映った自分を見つめる。暫く見ることはないであろうノン・ハイジニーナがそこには立っていた。

 

 

 

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ワ「準備はできましたかー?」

 

も「はい、お願いします」

 

ワ「では、失礼します」

 

マスクを装着したワクサーさんが入ってくる。アイメイクとカラコンがより際立つ。

 

ワ「恥ずかしいですよね、けどすぐ慣れますよ。V、I、Oの順番で進めます。ワックスは温度が高めなので、最初はびっくりするかもしれません。では早速始めます」

 

そう言うと、局部にかけていたタオルが取り払われ、それ(it)が姿を露わにした。薄暗い部屋の中、ライトに照らし出される it。シュールな絵である。

 

ワックスが塗られる。確かに温かい。ついにここまで来てしまった。ポイント・オブ・ノーリターン。左右に分けて、Vの外側から竿に向かって処置するそうだ。

 

「では、始めま〜す」

 

全身に力が入る。きっと俺の玉袋も縮み上がったことだろう。

 

 

 

ベリッ!

 

 

 

お?

 

 

 

これは…

 

 

 

全然痛くないぞ!!!

 

 

 

ベリッと剥がしては、剥がした部分を別の布で押さえる、これの繰り返しである。感覚的には、ネプチューン・ホリケンの「じゅんじゅわ〜」を連続で股間に繰り出されている感じだ。

 

しかし、ヒゲのレーザー脱毛、ホワイトニング、レーシック、筋トレと、抗おっさん化に関する数々の試練と比較すると、ほぼ無痛に等しい。

 

確かに、噂通り竿に近づくほど痛みが増すが、全然大丈夫だ。

 

勝利を確信した私は、ワクサーさんと世間話ができるほど余裕を取り戻した。

 

男性客もだんだん増えてきたこと、

女性より男性の方が痛みがあること、

男性のワクサーはまだまだ人数が少ないこと、

数年間ワックス講師を続けて最近独立したこと、、、

 

お金を払って第3者に毛を整えてもらいながら世間話をする、もはや美容室で髪を切ってもらうことと、本質的には同じ状態だ。

 

 

 

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突然、得体も知れない恐怖を覚えた。

 

竿にワックスが塗られている。

 

なんかもう、この時点で、明らかに、痛そうな感じで、確実にこれまでとは違う。

 

 

 

ベリッ!

 

 

 

も「んフゥッ!」

 

 

 

ワ「あ、痛いですよね〜。この部分はVと比べると皮膚が柔らかいから、毛に引っ張られて皮膚が伸びる分、痛みがあるんですよね」

 

と、冷静に解説しつつも手を緩めることはないワクサーさん。

 

も「(大丈夫、竿にはそんなに生えていない。耐えろ、耐えるんだ…!)」

 

しかし、私は恐ろしい事実に気付いてしまった。

 

男性読者ならきっと心当たりがあるだろう。

 

玉袋である。

 

個人差はあると思うが、玉袋は竿並みに皮膚が柔らかい上に、竿以上に生えている。

 

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ワクサーさんの手が玉袋に伸び、ワックスが塗られる。


ベリッ!

 

も「ッッッッ!」

 

ベリッ!

 

も「ひぐぅっ!」

 

ベリッ!

 

も「ぬわーーっっ!!」

 

 

 

男性のVにはもうひとつのVIOが隠されている。

 

すなわち

V(三角州)

I  (竿)

O(玉袋)

である。

 

IとOに毛が生えている人は覚悟してほしい。

 

 

 

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ワ「はい、Vのワックスはこれでおしまいです」

 

も「ありがとうございます(?)」

 

も「ん?『ワックスは』?」

 

ワ「はい、これからワックスでは取れない短い毛をピンセットで取っていきます」

 

も「なるほど、お願いします」

 

ワ「はい、じゃあ抜いていきまーす」

 

 

 

プチッ

 

も「痛ってぇ!」

 

これが地味に痛い。毛抜きで眉毛を抜くのとは大違いである。鼻毛より痛い。

 

しかしここで諦めてはいけない。剃り残しと同様に、少し残っていると台無しである。

 

 

 

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絶え間なく続くピンセットでのきめ細やかな処置を終えるやいなや、

 

ワ「施術対象じゃないけど、ついでにこの内腿の気になる毛、抜いちゃいますね〜」

 

と、ワクサーさんの毛の処理に対する並々ならぬ意識の高さを垣間見ることができた。

 

その後に続くIとOは全然痛くはなかった。しかし、ピンセットはどの部位も同レベルの痛みを伴うので覚悟してほしい。

 

あと、Oの時の体勢は回復体位のそれに近かったので参考になれば幸いだ。

 

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回復体位



 

 

 

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これからVIO脱毛に挑戦する人に1つアドバイスできるとすれば、前もってトイレを済ませておくことだ。

 

私はOの処理に入る頃に便意を催してしまい、毛を抜かれた拍子に屁が出てしまわぬよう細心の注意を払っていたら「お尻の力を抜いてください」と3回ぐらいワクサーさんに注意されてしまった。

 

それ以降はスタンド・バイ・ミーを口ずさみ気を紛らわせていた。

 

 

 

施術完了

ワ「はい、これで施術は全て終了です。お疲れ様でした」

 

こうして数々の試練を乗り越え、晴れて私はハイジニーナに転生することができた。

 

ベッドの上で、恐る恐る彼の地に手を伸ばす。

 

そこには産声をあげた日の如きお肌があった。

 

ベッドから降り、全身鏡を見る。いよいよご対面である。

 

 

 

 

 

も「おぉ!完全につるつ・・・???」

 

 

 

 


も「うわ・・・私のちんこ、小さすぎ・・・?」

 

 

 

 

 

施術前の説明には無かったが、VIO脱毛するとちんこが小さくなる副作用があるらしい。